2018年5月26日土曜日

今日も遠征、霧ヶ峰

近所のツミは気になるものの、今日は霧ヶ峰。
夜中に着いて車を出て、体を伸ばすと久しぶりにトラツグミの声を聞く。
翌日、日の出前に目をこすりながら、
外に出るとホトトギス、ヒガラ、キセキレイなど囀りの嵐。
これぞ現地泊まりの醍醐味。
薄暗いうちにスタートして八島ヶ原湿原を一周。
目立ったのはモズ。
ここに着いたばかりなのか、縄張りをめぐる争いがあちこちで勃発中。縄張り争いの声が騒がしい。
その後、湿原の北側の鷲ヶ峰へ。
登る途中で見たカッコウ。
ようやく陽が出て写真が撮れるようになったけど、山登りの途中で息が上がり手元が落ち着かない。(と言い訳写真)
狙いが定まらない内にカッコウは飛び去り今度は左手にウグイスが来た。
普段は茂みの中の生活ですが、この時期は枝先に出てきて囀るので姿も見やすい。
ハイ、
「ここまで来ました」と言う証拠写真。
八島ヶ原からグィッと登って、
その後は左右とも小灌木と笹原で見通しがきく、気持ちの良い尾根道でした。
道標の右下に見えているのは蓼科山。
毎年行っている美ヶ原の茶臼岳からこちらの方向に飛んで行くイヌワシらしきものを見たことが有り、周りを気にしながら、、、そんなに簡単には来てくれない。
その後、車山の方に回っていつものお握りを食べているとノビタキがすぐ近くに。
黒目もわからないほどの真っ黒な頭と胸からお腹にかけての栗色。
黒い背中に白い線。
こちらのノビタキの胸の栗色はちょっと薄い。
で、こちらは頭の黒も背中も黒も薄い。
これはこれから黒くなるのか?
あるいは若い個体で黒くなり切っていないのか?
まだ、陣取り争いが落ち着かない状況です。
雌はこんな感じ。
頭も背中も黒くない。
羽の白い模様は雄より小さいけどちゃんと有る。
首を伸ばしたホオアカ。
まさに頬が赤栗色。
今日行った八島ヶ原湿原。
草原の周りの白樺やカラマツの新芽は大きく出ていましたが、湿地内の灌木はようやく芽吹いたところ。
でも、湿地内の草は未だに冬枯れ状態。
この草が生い茂る頃にもう一度来ないといけないかなぁ~。




2018年5月24日木曜日

久しぶりの水元公園

1週間ぶりかな
オオヨシキリ。
このうるさい奴が、戻ってきました。
こいつが来ると、林の中は静かになる。
元気なのはシジュウカラくらい。
先週ヒナが居たハシブトガラスの巣は
空っぽでしたが、近くでエサをねだる雛声。
見に行こうとすると、すかさず親が来て「お前何し得てんだ!」と目の前に来て睨まれた。
花菖蒲が咲き始めました。
葛飾花菖蒲祭り
6月1日から20日までだそうです。
もう、準備が始まっていました。
アジサイも咲き始めています。
もうじき満開。
ここはたくさんの鳥もいて、
花もたくさん。

近所のツミは相変わらず。
この写真は朝ですが、夕方に来てみるとオナガを追っ払っていました。

この公園には小さな子からお年寄りまで、いつも大勢の人が来ています。
ツミのポイントを離れて歩いていると、小さい子に突っかかるハシブトガラス。
こいつは怪しいと巣がありそうな樹の下に入って覗いていると、ものの本に書いてある通りに後ろから頭を狙われ、何度も突っ込まれました。ここに巣があるって、言っているようなものになぁ。
今日は2回もカラスに怒られた(笑)。

2018年5月22日火曜日

コジュリン公園でヒメコンドル

コジュリン公園は初めて来ました。
霞ケ浦で早朝の鳥見を済ませた後、朝の渋滞の中をやって来ました。
ろくに調べもせずに来たので、
どこを探したらよいか見当もつかない。
取り敢えず、ちょっと広いところに車を止めて、堤防の上からひたすら探すしかないかなぁ~と考えていたら、
やって来た!
ちょっと遠いあぜ道に降りた。
別角度からもう一枚。
それにしても、この顔。
昨年暮れぐらいから、日本のあちこちで観察されているのは同一個体?
複数羽が来ることは有りそうもないので、
そうなんでしょうね。
草の中で休んでいるところに
ハシブトガラスが来てちょっかいを出す。
顔だけ見るとハシブトガラスの方がデカいが、
翼を広げれば、ハシブトガラスの倍ほどもありそう。
休んでいるところを邪魔しては悪いと思い離れた場所で待っていると羽を広げて、
翼下面。
そして、歩き始めた。
以外に早い。
何かを探しているのだろうか?
器用に歩く。
と、農作業に人が来て飛び立った!
目の前を旋回してくれたのに、、、
残念、目の前なのに撮れず。
その後、高度を上げて遠くに飛び去りました。
見たのはこんな場所。
デカいので飛んでくれればすぐわかるけど、こんな場所で草の中で休まれたら、
見つけるのは、、、無理。
ラッキーでした。
私が見ているとボツボツとギャラリーも来て(多くは無い)、地元の方に聞いてコジュリン公園の由来とコジュリン・オオセッカの観察ポイントを教えてもらいました。
はぁ、霞ケ浦よりこちらの方が多い。
コジュリンの囀りも、
囀りながら飛んでいるオオセッカもしっかり見ました。
遠かったので写真は無理でしたが(笑)。
良い場所だ。来月、もう一度来たいなぁ~。


コジュリンとオオセッカを探して

霞ケ浦にやって来ました。冬場はチュウヒなどの猛禽で有名なところですが、、、
夜明け前の霞ケ浦の葦原。
この葦原の向こうに霞ケ浦の湖面が広がっています。
コジュリンとオオセッカ。
どちらも繁殖地は局地的ですが、
居る所には居る。
と言う訳で、
以前より評判のここ数年来ていますが
どうも、成績が悪い。
今回は気合を入れて夜明けからの鳥見。
オオヨシキリ。
前の晩から鳴き通し。
ここで一番多い。
たくさん居るのにロクな写真が撮れ無い(笑)。
でも、今年は地元の水元公園での写真がないので取り敢えず一枚パチッ。
ホオジロ。
これも多い。
全国の低地の灌木のある草原や河原から、
そこそこの山地の林まで
守備範囲の広い鳥です。
そしてコジュリン。
でも、少ない。
囀りもほとんどない?
私が認識できないだけか?
空を飛んでいるのはカワウとカルガモ。
オオタカも居た。ついでにトビも。
ところどころに灌木がある葦原には定番のセッカやウグイス、
チョット乾いた場所にはヒバリも。
スズメやムクドリ、ドバト。
おゃ、ツバメが居ないなぁ。
二回りしてもオオジュリンは確認できず。
朝が早かったので、まだ時間は十分。
せっかくだから、最近のヒメコンドルの話題のあるコジュリン公園に回るか。
で、そちら後程続きで、、、
【コジュリン公園でヒメコンドル】

2018年5月15日火曜日

久しぶりに水元公園、と近所のツミ

あちこち出かけたり、思わぬ寒い雨が降ったりと、いつもの水元公園になかなか来られませんでした。
今日のコブハクチョウ。
朝は水元公園とお隣埼玉の三郷公園の間にある池(小合溜)の真ん中を泳いでいましたが、昼前には三郷公園の池に移動していました。
相変わらず優雅ですが、一羽だけでさみしく無いんだろうか?
メタセコイヤの森のハシブトガラスの巣では雛がこんなに大きくなっていました。
カラスの雛の嘴の根元は赤みがかっているんだ。
見えているヒナの他に左側と右奥。
3羽は居る様です。
この春は珍しく鳥の巣を多く見つけましたが、ヒナが育ったのはここだけになるかな?
北の繁殖地に移動中の小鳥はもうほとんど残っていないかなぁ?と思案していたらカルガモが雛を連れて出てきた。
雛は4羽。
コアジサシ。
いつもはこの上を鳴きながら飛び回り魚を取っていますが、今日は静かにウキの上。
おそらく近くの江戸川の河川敷で繁殖していると思うのですが、、、
思っていずに見に行こうか?
今日は行かないけど(笑)。
コウホネに続いてスイレンも咲き始めました。
さて、旅の小鳥は、、、
キビタキの囀りに誘われて近づいてゆくと、今日は少なかったカメラマンがここにだけ集中。
昼前にそろそろ帰ろうとかと思っているところへ、メボソムシクイが一声。
すっかり開いた葉の間をちょこちょこ動きながら、時々囀っています。
ちょっと遅いけど、チョチョリチョ・チョチョリチョと鳴いていたのでたぶん間違いないと思います。毎年、田舎の山で聞いていますし、先日には戦場ヶ原で聞いたばかり。姿もチラッと見えました。
暑くなってきて、昼前に退散。
帰る途中に近所の公園を覗いて見るとオナガが騒いでいて、オッとツミの声。
しかも近いなぁ~、
って、目の前にいた!
慌ててカメラを向けると睨まれた(笑)。
10mほどの距離。落ち着いて毛づくろいをしていたので、目を離していたら、、、
これまた近くに降りてきたキジバトが急に飛び立った。飛び立った直後にパッと羽毛が舞って、、、ツミがキジバトを背後から襲いましたが、キジバトは背中の羽毛を少々ちぎられただけで逃げ切りました。
暑い日でした。帽子を忘れてまた日焼けが、、、(笑)。

2018年5月12日土曜日

少々足を延ばして奥日光戦場ヶ原

4月11日に出て、車中泊。
いつかは是非行きたいと思っていた奥日光戦場ヶ原に行ってきました。
イキナリから眠い写真で申し訳ありませんが、イスカ。
左右にずれてかみ合わないと言う、珍しい嘴を持った鳥。
そのかみ合わない嘴で松かさをこじ開けて、中の実を食べるという。
芽吹き始めたカラマツの枝先の松かさをこじ開けていました。
こちらはピントは合ったけど、、、
顔が向こうを向いている。
特別な珍鳥ではないけれど、そんなに多くは無い。
長い事、鳥を見ていますがこいつは初めて見ました。
それも、朝5時前から歩き始めてもう良いだろうと今日の鳥見を終わりにする直前。
こいつも遠くてピントが甘い。
ニュウナイスズメ。
本日の朝一番バッター。
これも居る所には居るので、特に追いかけてはいませんでしたが、実は初めて見ました。
身近にいるスズメと違って、林の中で生活しているそうです。
声は身近なスズメとよく似ていますが、こずえの先に出てきて囀り?

林の雀ですが、林の中の駐車場で。
町中の雀もそうですが、たくさん居るのにいざ写真を撮ろうとするとなかなか撮れ無い。
電線にとまっていたら、そのまんまの雀ですが、頭の栗色が赤っぽく頬の黒班が有りません。
こちらは雌。
身近なスズメと違って、雌雄で模様が違います。
ネコヤナギの花を食べに来たところ。
可愛いんですが、、、
残念なことにピントが、、、
こちらは、、、
あぁぁ、残念。
せっかくピントが合ったのに、顔は枝の向こう。
今回の行程の中で結構たくさん居ました。
でも、写真は撮りにくかった(笑)。
湿地の中の枯れ枝の先で囀るホオアカも寒さで丸まってる?
そう、今朝は寒かった。
一昨日の雨の時には奥日光は雪だったとか。
周りの高い山にはまだ白いものが残っていました。
湿原から渓流の中に入ると大声で囀っているいつもの元気印のミソサザイ。
谷沿いに居るので、葉が茂ってくると明るい陽の元ではなかなか見られない。
マガモ。
冬鳥として街中の公園にもいますが、
この時期にこの場所で。
近年北日本で繁殖の確認が増えているようですが、ここでは以前より繁殖していたそうです。
にしても、逃げない。
古くからの観光地で人に襲われたことがないの?
マガモは雄しかいないな。
雌は抱卵中かなぁ~、と思っていたら足元に居た。
抱卵中に水浴びと食事に出てきたところかな?
カルガモも居ましたが、このマガモのように人前に出てくることは有りませんでした。
また、飛んでいた小型のカモはオシドリかな?
ゴジュウカラ。頭を下にして樹の幹を下ってこれる唯一の鳥。
この前にチョットお年を召したご夫婦を追い越したら「キバシリ」との声。
思わず引き返して、ずいぶん久しぶりのキバシリを見ることが出来ました。
その時に、キバシリを教えてもらったお返しに、こっちの声はゴジュウカラですよ。
と、指をさしたら射程距離。
この写真、わかるかなぁ~?
樹の幹に横向きに止まって、こちらに白い胸を向けて嘴を左の方にぐいと出して、次に行くところを見定めている?
声はよく聞きますが近くで見るのは久しぶり。

キビタキ雄が2羽。
右下の雄は羽を膨らませて興奮状態?
左上の雄はジッと右下を気にしながら何を考えている?
キビタキは多かった。
でも、囀りはまだ一つで、あちこちでバトルの方が忙しい。まだ、到着したばかりかな?
草原では同様にノビタキもバトル中。3羽が睨み合いの場面もあり、渡って来たばかりで陣取り合戦をあちこちで見ました。
林や森の中はこの他にもサメビタキ・コサメビタキ・ビンズイ・アカハラ・センダイムシクイ・メボソムシクイと次から次へといろいろな鳥の声。

ミツバツツジ(多分)が花盛りでした。
標高約1400mの戦場ヶ原。
春の到来は私の育った信州の同程度の標高の場所より3週間ほど遅いのかなぁ~と言う印象。
ここは湿原・草原・灌木・渓流・森林と実に多彩な環境で多くの鳥。
さすがに日本有数の探鳥地。すれ違う人の6割ぐらいは探鳥目的と思われる人でした。
【おまけ】
有名な観光地の日光東照宮から上った中禅寺湖のさらに上にある奥日光の戦場ヶ原。
なぜ戦場ヶ原?と言う解説看板。

【言い訳】
で、なぜここに来たかったかと言うと。
「ズビァーク、ズビァーク」と鳴きながら夜空を飛ぶオオジシギの声を聴きたかったのですが、こちらの声は1.5回しか聞けませんでした。